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2006 03,16 02:24 |
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冬・・・。今にも雪が降りそうな寒い週末。 いつものように彼女が来るのを待っていました。そして、彼女が来ます。 外は寒かったらしく、部屋に入ると「暖かいね。」と言っていました。 手が冷たかったので、珈琲を淹れて渡します。 何となく・・・彼女の様子がちょっと違う事に気がついた。 「何かあった・・・?」 「・・・ううん・・・。」 「元気がないみたい。」 「・・・そうかな?・・・。」 「ワインを冷やしてあるんだ。飲む?」そう言って寝室へ向かいます。 「うん・・・どこへ行くの?」 「ベランダで冷やしてるんだ。冷蔵庫よりいい感じになってるよ。」 「本当だ・・・いい感じ。」そう言っていつもの笑顔を見せてくれました。 ワインを飲み始めて・・・彼女が自分の名前を呼びます。 「・・・何?やっぱり何かあった・・・?」 「ううん・・・そうじゃなくて・・・今、好きな人はいるのかなって思って・・・。」 彼女は真っ直ぐに自分の目を見ていました。 そして、小さな声でしたが反射的に「いる・・・。」と、答えてしまいました。 「誰・・・?」 「誰って・・・それは言えない。」 心の準備も出来ていない自分は、寝室へワインを取りに行くと言い逃げました。 どうしよう・・・変に思われたんじゃないかな・・・。 このまま気持ちを伝えて終わりにするか・・・ 何とか誤魔化してしまった方がいいのか・・・。 ・・・彼女が寝室に入って来ました。 「もう、ワインは無いんじゃない?さっき、私が取って来たので終わりだったよ。」 ・・・そうだった。2本目は彼女が取って来てくれたんだ。 明らかに動揺している自分は、彼女の目にどう映っていたのだろう・・・。 ■ To be continued. ■ PR |
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