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2006 03,09 20:26 |
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家が近所だという事もあり、同窓会には一緒に行った。 「車で行くから、乗って行く?」と、自分から誘った。 同窓会は、あまりの変わり様に、誰だか分からない人もいたし 懐かしい顔もあり盛り上がった。タイムスリップしたように、皆があの頃に戻っていた。 1次会2次会と終わり、3次会に行く人が集まり始めた。帰る人もいる。 彼女は酔っているようだった。 でも、3次会に行くだろうと思ったので、自分は帰ると伝えた。 前にも書いたが、彼女は男関係が派手な人だった。色んな噂もあったし事実もあった。 噂や事実のあった男達がまだ残っていて、3次会に行くようだ。 一緒に居たいと、一瞬思ったが・・・見たくない光景は最初から見ない方がいい。 皆に挨拶をし、駐車場へと歩き出した。 「結局・・・こんなものかぁ・・・。」と、呟きながら歩く。駐車場までもうすぐだ。 パタパタと後ろから誰かが走って来る。 彼女だった。酔っているのに走ったら余計に酔いが回る。慌てて彼女に駆け寄った。 そして彼女が自分に抱きついてきた・・・。反射的に自分も抱きしめてしまった・・・。 「歩くの早いね。間に合わないかと思った・・・。」 その言葉にハッとして、体を離した。 「何で行かなかったの・・・?」 「行きたくなかったから・・・。」 「じゃ、送って行くよ・・・。」 「うん。」 帰り道、彼女はよく喋っていた。もう少し話しを聞いていたいと思った。 「うちで、3次会やる?」 「うん、やるやる。」コンビニで色々買って、彼女を部屋に入れる。 沢山話しをした。次から次へと話題が出てくる。気がついたら、外が明るくなり始めていた。 「もう、朝だよ。帰らないと・・・。」 「もう朝・・・?そっかぁ・・・。」 ブラブラと歩きながら彼女を送って行く。ひんやりとした空気が気持ち良かった。 人通りもなく彼女と自分の靴音が響く・・・。 彼女の家の少し手前まで送る。 「今日は楽しかったよ、ありがとう。」 「私も楽しかった。また飲もうね。またね。」 彼女を送った後、ある言葉が気になっていた・・・。 「またね。」またねって事は、次もあるって事・・・?それともただの社交辞令・・・? しまっておいた自分の気持ちがどんどん溢れてくるのを感じていた。 やがて、ただの社交辞令ではなく連絡が来るようになり、それから時々飲みに行くようになった。 最初は月に1回程度だったが、やがて週に1回は会うようになった。 ■ To be continued. ■ PR |
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